かざとさんから「いつ龍樹さんの小説読めるのー?」とはっぱをかけられておりましたがとりあえず最初の方を書いたので公開してみようかなー、と。
まだ初稿で全体を書き上げてる最中に書き直したりするかもしれませんが。( ̄▽ ̄;
最終的にはどっかのサイトにまとめてアップしたいなぁ、と思ってるんですけどね。

とりあえず、内容についての諸所問題や文句、つっこみ、感想などはコメント欄でもメールでも構いませんのでお送り頂ければと思います。m(_ _)m

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夢を見ていた。
いつもと同じ夢。

夢の中での自分はテレビ画面を通してその風景を見ているようで、どこか他人事のように感じられた。
だからすぐに夢だと判った。

始まりはいつも狭くて何も無い部屋。
壁も床も天井も真っ白で、天井のライトが反射してやけにまぶしく感じる。
窓は一つも無く、反対側の壁に扉らしきものが見える。
周囲を確認すると、まるでゲームが始まったかのように視線だけが移動を開始する。

まっすぐ進んで扉の前に立つと音も無く扉が開く。
もっとも、これまでにこの夢で音を聞いたことは一度も無い。

無音。

どこか病院の建物のような無機質な通路を音も無く移動する。
しかし病院ともどこか違う。
窓が一切無く、ただひたすらに真っ白な通路だけが続く空間は閉塞感のみを感じさせる。

と、通路の先の曲がり角からマシンガンを携えた兵隊らしき人達が数人現れた。
彼らはこちらに銃口を向けて口々に何かを叫んでいるが、何を言っているかまったく判らない。

こちらを牽制するように包囲する兵士達に向かって視線が一歩前に進む。
それが合図だったかのように兵士達の銃が一斉に火を吹く。
しかしなぜか弾丸はすべて見当違いの方向に飛んで行き、一発もこちらには当たらない。
よくよく見れば彼らは微妙にこちらとはずれた方向に銃口を向けて構えていた。

また視線が一歩前に進む。
合わせるように一歩下がる兵士達。
それと同時に兵士達に向かって光の波が走った。
光の波が彼らに触れた瞬間、まるで光に弾き飛ばされたように兵士達が吹き飛んだ。

その後も一方的な虐殺は続く。
何人も、何人も、兵士が現れては吹き飛ばされ、壁に叩きつけられ、腕が飛び、足が飛び、首が飛び、それまで一面真っ白だった世界がじょじょに赤く染められていく。

もうやめろ。

そう叫んだところで夢は終わらない。

夢ですら自由にならない現実。

無情な夢は現実と同じ密度で精神を蝕んでいく…。

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とりあえず序章なので判りやすいフリをしておいて次に繋げるということでw

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